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018
割り鹿の子(わりかのこ) |
元は丸髷、というこの髪型。軽くて可愛い髪型でした。
役柄的には茶屋女など。好事家の髷、と解説されている場合もある、ちょっとお洒落な髪型です。
○いきさつ・・・
袷時期に入って鹿の子手柄解禁になったので、ここはこの髪型で鹿の子を満喫!?
初夏から輪物→勝山系と軽めの髷が続いていたのでいきなり島田系になるのもちょっと自信がなかったので、リハビリ入ってます。
○髪型
髷の高さはとても低いです。
役どころなら、茶屋娘。
時代劇でもちょっと粋な小料理屋の女将さんなんかは割り鹿の子だったり。
粋な印象の強い髪型ですが、可愛い手柄に髷も可愛い雰囲気に結って貰えば娘さんの髪型としてもいけそうです。
根休めに丸髷の中の髷型を抜いて真ん中から割った髪型という解説もあります。
そういう分類で行くと勝山系??
ただし、今回私が結って貰ったものは本当に最初から「割り鹿の子になる」という結い方ですので、毛束のパーツを二つに分け、銀杏返しのように結っていきます。こうなるとこれはもう輪物ですよね。
分け目に毛束でS字掛けしてあり、毛もばらけないように糸をかけてあるので、ここから丸髷に変身はムリです。
また、この割り鹿の子に橋の毛を掛けた髪型は「唐団扇」というそうです。
文楽の鬘を紹介したHPで発見したのですが、髪型の解説には「文楽では特に結われない」とあり、何故その髪型が載っているのかちょっと疑問だったり・・・・・。
もっとこの髪型の写真を見る
前から見ると髷はほとんど見えません
○感想
軽かったです。リハビリにならなかったかも。
重さとしては輪物と同じくらいでしょうか。軽くて楽。しかも可愛い。
髷が低いので前から見ると何を結っているのかわからない感じですが、横からの姿や後ろからの見た目はとても好きでした。特に横から見たときの髷の髪の流れ方が個人的にツボ。今回も「本当は粋な髪型だけど可愛い系に変身」だったので、いつかはこれを粋に結ってもらえるようになりたいです。
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