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011
梅銀杏（うめいちょう） |
節分のお化けにちなんで変わり種系髪型に挑戦ｖ
○いきさつ・・・
二月は、節分ですね。
節分といえば、お化けですね。
だから、いつもとちがった変わり種系の髪型に挑戦する絶好の機会です！
「お、お化けだし、吹き輪とか・・・」なんて言ってはみたのですが、鬢から垂れるオマケのいたずらの毛や切り前髪必須とのことで、それじゃあ、日常生活にも今後の日本髪生活にも支障をきたすと今回は「梅銀杏」に。
○髪型
梅も銀杏も入っているなんて欲張りな髪型、と言われました。
たぶん、銀杏返しがベースで、梅のイメージを入れたからのネーミングだと思われます。
今回はそのオリジナルの梅銀杏よりを少しアレンジした感じになっています。
本当の梅銀杏は、毛束を三つにわけ、左右二つで銀杏返しに結った後、残りの毛束を髷にかけ左右に分けて髷の下へ出す、と解説されているのですが、毛先を綺麗に揃えるためにはかもじをカットしなければいけなくなってしまいます。なので、今回は残りの毛束は前にかけずに髷の中心でねじって納め、髷の下の毛束は別のバラ毛で後付けしてあります。なので、髷の前に入れた手絡も１００％見えています。
ねじり蝶々に遊びの毛付きみたいな感じ？
これはこれで可愛いので満足です。
そういうアレンジが簡単にできてしまうのも熟練の結髪師さんならではです。
もっとこの髪型の写真を見る
すごく上から撮ってみた
ちょっと奇妙な感じですが珍しいアングルなので入れてみました
○感想
ウサが４羽も付いています。
オプションの毛も鬢の後ろに密着しているので乱れもほとんどなし。
重さは輪物標準くらいでしょうか。
楽だけど、ちょっと変わっていて可愛い髪型でした。
桃割れや唐人髷に比べると少し平べったい仕上がりで、その部分は銀杏返しの形を強く出しているということでしょうか。
で、「どこが梅なの？」と結髪師の先生始めいろいろな人に聞かれたのですが・・・・私にもわかりません。
髷全体で咲き初めた梅の花、遊びの毛で梅が枝を表現しているんでしょうか。 勝手に想像して楽しむもよし、ということでご勘弁を・・・・。
それと、今回は簪がポイント！
ウサマニアなので、とうとうウサギの簪を作ってもらいました！
「つまみかんざし博物館」さんにお願いして、ウサと小花、松竹梅のめでた可愛い簪です。
ウサギは和物には多いデザインなので簪もあるのかと思っていたのですが、お願いしたところウサギは滅多に作らないとのこと。そういう意味でも、ちょっとレアな簪です。
３月の「日本髪愛好家の集い」でもこの簪を挿して参加します♪
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