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013
梅割れ(うめわれ) |
桃割れの梅バージョン!?
桃割れよりもちょっぴりお姉さんな髪型です。
○いきさつ・・・
桃割れよりちょっぴり大人です
今年の目標は「月一日本髪」です。
なるべくいろいろな髪型にチャレンジしたいと、あれこれ資料を引っ張り出したり、先生にご相談したり。
っても、夏はどうするんだろう。
ほんとに真夏の暑さにも負けず日本髪生活をできるんでしょうか・・・・?暑さに弱いんですけど。
○髪型
正面で毛並みが交差している感じが
おわかりいただけるでしょうか?
桃割れを結うほどはもう若くなく、けれど、銀杏返しに結うにはまだ若くて地味になってしまうという人のための髷。・・・って、ものすごい微妙な設定ですか??桃割れより少し年をとると唐人髷と聞いているのですが、この梅割れはその次くらいの髪型?
銀杏返しのように二つに分けて結った髪を、桃割れだと前をぴたりと(まるで最初から一体だったかのように)閉じて髷を形作ります。なので、髷中心からの毛の流れは放射状です。
梅割れの場合は、二つに分けた毛束を正面で交差するようにして結い上げます。なので、毛の流れも少しねじれて真ん中で重なっています。そこが、桃割れとの違いだそうです。
その結い方の違いのせいか、髷自体も桃割れに比べると平べったく頭に密着しているように思えました。
それと、本来なら髷の中には手絡ではなく丈長を入れ、「梅結び」という結び方にするそうです。
ただ、丈長の飾りは、外れてしまったときに自分では修正不可能なので、今回は着物の端切れをいれてそれらしくまとめていただきました。
絞りの手絡ではないので、かなりお姉さん風です。
○感想
軽いです。輪物なので当然軽いと思っていたのですが、桃割れより若干嵩がない分、軽いような。
ねじれた毛並みが命の髪型なので、うかつに櫛を入れられません。でも、大して乱れる形ではないのでその点も安心です。
今回のポイントはなんといっても手絡です。着物の端切れなのだそう。こういう手絡が入るとまたぐっと印象が変わりますね。手絡があまり派手ではないので、前髪の飾りも布タイプではなく紐を貸していただきました。こうするとまたひと味違う・・・・。紐は何本か貸していただいたので毎日着る着物に合わせて替えてみたりできて、楽しかったです。
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