加納楽屋口 -- 日本髪マニアの店長が(有)加納のアクティビティや日本髪の話題をお届けします
 
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日本髪記録 058
 唐団扇(とううちわ)

郡山のエミ美容室さんで、関東風出し鬢をお願いしました。
油の付け方とか、櫛の入れ方とか、やっぱりいろいろ結う方によって違うんですね。
結構ガッツリ鬢が出たと思うのですが・・・・・寝るのがへたくそで翌日鬢を割りました。先生、ごめんなさい。

髪型は唐団扇。割り鹿の子に橋を架けた形ですが、今回はベースの割り鹿の子が今までと違う結い方です。これは、歌舞伎などで結われる形とのこと。いつもは銀杏返しみたいに毛束を最初から二つに分けて結っているのですが、これは毛の中を割ってひっくり返すような結い方で、仕上がりの形もちょっと違います。髷の真ん中にも毛がかかってしっかり髷が纏まっているので壊れにくそう。ムチっとした丸みも可愛いです。

日本髪図鑑 058 唐団扇

バネでプルプルするチリカンを先生のコレクションからお借りしました。 かわええ〜。

日本髪図鑑 058 唐団扇

この写真が鬢が出てる毛並みがいちばんわかるかも?

日本髪図鑑 058 唐団扇

簪も笄も可愛いめのものを付けていただきました。
桔梗の一留めも良い感じ。

日本髪図鑑 058 唐団扇
日本髪図鑑 058 唐団扇

銀杏並木が丁度季節だったので屋外写真は外苑で。
横から見ると髷がしっかり頭について纏まってるのがわかります。

日本髪図鑑 058 唐団扇
日本髪図鑑 058 唐団扇
日本髪図鑑 058 唐団扇

前髪が大きめでレトロっぽい雰囲気です。

日本髪図鑑 058 唐団扇

秋になったら付けてみたいと本で見て一目惚れした、つまみ簪博物館さんの簪を注文しました。
銀の台に絹糸をかけた繊細な紅葉。挿し映えのする簪です。
霜が降りた紅葉の風情です。

結構よく光るので、簪を撮ろうとした写真がみんなピンボケしました。

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