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島田を前後ひっくり返したような不思議な形の「しのぶ髷」。 京都で江戸中期に結われた髷で、江戸中期の末になると江戸でも結われたものだそうです。 根を立てて前からたわめて輪を作り、そのあまりを二分して根の両側へ輪を作って根に戻して結ぶ。 本によると最初は一般の物好きな娘が結い始めて流行り、江戸中期の末頃には江戸にはいって遊女にも結われたとのこと。 結い方は逆に後ろの二つの輪からする方法もあるようです。 形状から言って安定感が心配だったのですが、むしろこれ普通のつぶしなどより頭にくっついていて上に立ち上がっているので軽いです。楽ちん。 ちょっと変わったものが結いたいときに良いかも。
089 しのぶ髷 シノブマゲ 2015.09