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大正八年に下平氏が、「田家の早梅」という勅題に添って創作した髪型です。 毛束を三つに分け、左右で銀杏返しに結い、残しておいた真ん中の毛を髷の前に渡して左右に分け、髷の下にはさんで後方に出し、切りそろえます。 桃割れ唐人髷と並んで結われた髪型とのこと。 説明通りに結うと構造上、根かもじや髷蓑に鋏を入れることになってしまうんです。 そうすると、かもじが使えなくなってしまうので、実際に結ったときには真ん中の毛束は手絡の中に納め、バラ毛で髷の外に出る毛を付けてもらっています。こうなると違う髪型・・・?他に説明のしようがないので、とりあえず梅銀杏にしておきます。
011 梅銀杏 ウメイチョウ アレンジVer. 2006.02