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唐団扇(とううちわ) |
既婚の髪型らしいです。なので、本当はNGなのですが、めいっぱい若い印象で結っていただきました。
○いきさつ・・・
今回も前回ご一緒してくださった着付けの先生を巻き込んでダブル日本髪デートです。
ずっとやってみたかった髪型にチャレンジ!
○髪型
割り鹿の子に橋の毛をかけた髪型です。
唐団扇、というから・・・・上から見た形が絵などで中国の美女達が手にしている団扇の形状に似ているからついている名前かな?
文楽の鬘を紹介したページで発見したのですが、説明は「文楽では特に結われない」とのこと。詳細不明のまま先生にお願いしました。写真でついていた手絡の色などから「既婚っぽいなぁ・・・」とは思っていたのですが、案の定既婚女性の髪型というお話。
本当なら、結婚していない私が結う髪型ではないのですが、今回は飾りや手絡をうんと若くして結っていただきました。いつも無理ばかりお願いしてほんとにすみません・・・。
髷に着けた小さな飾りは美容室お手製。梅の枝が鹿の角っぽくて可愛かったです。
手絡も今回は着物の端切れという麻の葉模様の布。絞りとはまた違った趣ですね。
風車の簪もなんとか間に合わせてもらい、初お披露目です。
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髷が低いので、前からはほとんど見えません。
○感想
軽くて楽な髪型です。尻尾の手入れが嫌でなければ格好も良いのでお勧め。
まだ桜には早かったのですが、新宿御苑などをダブル日本髪でお散歩しました。ソメイヨシノはまだまだでしたが早咲きの陽光という桜が見頃でした。
「三月に結うから!」とせっつきまくって仕上げてもらった風車の簪。
風車部分も、銀です。銀箔でとても薄いので風を受けるとクルクルとよく回ります。回っている様は自分には見えないのですが、シャリシャリと爽やかな音がします。よく回りすぎて「回っている間は何なのかわからない」という意見も。
大降りと思っていた寸法も日本髪に挿すとかなり小さく見えるようで、一回り大きなものも作ってみることになりそうです。
若く!とがんばって結ってもらった髪型なので、着物も地味なものを避けて着たのですが、明るいものを着ていても「新妻っぽく見える」と・・・・。日本髪マジックですね。
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