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三ツ輪くずし |
お妾さんの髪型として知られる「三ツ輪」の変形です。
三ツ輪は「銀杏返しに丸髷を付けて結った形」と説明されますが、これはその真ん中のパーツを細くした形で、二十代女性の髪型。
この「三ツ輪くずし」では、毛束を三つに分け、左右で銀杏返しに結った後、真ん中の毛束をループにして正面に倒します。これが三ツ輪という髪型名の由来?
「三ツ輪くずし」の場合は真ん中のパーツはほとんどおまけみたいなもので、丸髷の面影は薄いです。
どっちかというと「曙銀杏」に近い形?
普通の三ツ輪や関東で言う長船にする場合は、真ん中のパーツが大きく丸髷風になるため、毛をループにして倒さず、丸髷用の髷台を入れて結うことが多いようです。
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実際に結った記録
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三ツ輪くずし
ミツワクズシ
2007.08